加圧トレーニングとは
加圧トレーニングとは、腕や、大腿の付け根に適切な圧力で締める加圧専用ベルトを 装着した状態でトレーニングを行う方法です。 この加圧トレーニングは株式会社サトウスポーツプラザの佐藤義昭氏が考案し、日本 をはじめとし欧米各国で特許を持っている方法です。 通常のウェイトトレーニングでは最大筋力の70%〜80%程度で行いますが、この 加圧トレーニングでは最大筋力の30%〜40%程度と比較的軽い負荷で通常の ウェイトトレーニングと同様もしくはそれ以上の効果があります。 また、軽いウェイトで行うため腕や脚の関節への負担が少ないという特徴があり、筋肉 を大きくするまたは筋力アップなどが短期間で得られるという、画期的なトレーニング 方法です。 特許を持つというこの加圧トレーニングは、なぜそのような効果があるのでしょうか? それは、適度に血流を抑制することで腕や脚の毛細血管が活性化されます。 そして疲労物質である乳酸が溜まるのですが、ベルトを外した後に成長ホルモンの分泌 の促進が始まりますがこの成長ホルモンの分泌は、なんと通常の約290倍にまで 高まるそうです。この成長ホルモンにより筋肉合成を活性化されます。 筋トレというと、最大筋力を出さないと筋肉が発達しない、というのが定説ですが、加圧 トレーニングは適度に血流を抑制することで軽い負荷でも筋肉は高負荷が与えられている と錯覚し筋肉が発達します。 現在では、ボディービルダーだけではなくその効果が認められて今ではスポーツ選手の トレーニングやダイエット、リハビリ、運動不足の解消など、さまざまな分野で 加圧式は利用されています。 スポンサードリンク
加圧トレーニングのダイエット効果
実は、加圧トレーニングは筋力アップだけではなくダイエットとしての効果もあります。 成長ホルモンの作用には、筋肉増強以外にも脂肪を分解する効果があります。 成長ホルモンとは、子供から大人に成長するために体の機能の発達を促すホルモンです が、20才をピークにどんどん減少してしまいます。しかし加圧トレーニングを行うと 通常の約290倍にまで成長ホルモンが高まり分泌されます。 加圧トレーニングで成長ホルモン高まるメカニズムはベルトによって血流を制限し運動を することで、血液が不足の状態になり、疲労物質である乳酸がどんどん溜まり始めます。 乳酸と言うのは「疲れた」と感じる時の筋肉の代謝産物です。この乳酸が溜まると、身体 は自然にSOSの信号を出し、成長ホルモンの分泌を活性化されます。 ベルトによって血流が制限され、筋肉の中が無酸素状態になった結果、成長ホルモンが たくさん分泌されます。 成長ホルモンの作用は、筋肉増強や脂肪を分解する作用以外に、免疫力のアップ、皮膚の 弾力の増加による美肌効果、視力の回復、骨密度の上昇、ケガや手術後の回復期間の短縮 などといった様々な作用が加圧トレーニングにあります。
リハビリも加圧トレーニング効果
加圧トレーニングは、低負荷で大きな効果が得られる、成長ホルモンの分泌を活性させる ことができるという理由からため、体力の低下した人のリハビリなど様々な用途に利用され その効果と実績が認められています。
自己流加圧トレーニング
加圧トレーニングは、腕や足の付け根をベルトで巻き、適度に血流を抑制する状態で軽度の 運動をすることにより、低負荷の運度で、高負荷の運動と同様の効果を得ることができます が、ベルトの閉め具合の圧力は人によって異なります。 その人に合った圧力を測定器具で測定して設定しなければいけません。自己流で締めすぎた りすると、ゲガをしたり逆に筋肉が減少してしまう場合もあるそうですので気をつけましょう。 加圧トレーニングは、決して自己流で行わず測定器具を持った専門の指導員の指導を受ける ことが絶対に必要です。
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